Webページに文字を表示するには、HTMLのさまざまなタグを使います。見出し、段落、リスト、強調など、テキストの種類や役割に応じて適切なタグを選ぶことで、構造的で読みやすいページを作ることができます。
この記事では、HTMLでよく使われるテキスト関連のタグを実際のコード例とともに解説します。
見出しタグ(h1〜h6)
見出しタグは、ページの構造を定義する重要なタグです。<h1>が最も大きい見出しで、<h6>が最も小さい見出しです。
<h1>メインの見出し(h1)</h1>
<h2>セクションの見出し(h2)</h2>
<h3>サブセクションの見出し(h3)</h3>
<h4>小見出し(h4)</h4>
<h1>タグは1ページに1〜2回の使用に留めるのが推奨されます。検索エンジン(Google等)はh1タグをそのページの主題と判断するため、SEO対策の観点からも重要です。見出しの階層は飛ばさず、h1 → h2 → h3 の順に使いましょう。
段落タグ(p)
段落を表すには<p>タグを使います。HTMLでは、コード上で改行しても自動的にブラウザ上で改行されないため、段落ごとに<p>タグで囲む必要があります。
<p>これは最初の段落です。HTMLではコード上の改行は無視されます。</p>
<p>これは2つ目の段落です。pタグで囲むことで段落が分かれます。</p>
<p>途中で改行したい場合は<br>タグを使います。<br>このように改行されます。</p>
<br>タグは段落の途中で改行したい場合に使用します。ただし、レイアウト目的で<br>を連続使用するのは避け、余白はCSSのmarginやpaddingで制御するのが望ましいです。
リストタグ(ul・ol・li)
箇条書きにはリストタグを使います。順序なしリスト(<ul>)と順序ありリスト(<ol>)の2種類があります。
<!-- 順序なしリスト(・で表示) -->
<ul>
<li>リスト項目1</li>
<li>リスト項目2</li>
<li>リスト項目3</li>
</ul>
<!-- 順序ありリスト(番号で表示) -->
<ol>
<li>手順1:HTMLファイルを作成する</li>
<li>手順2:コードを書く</li>
<li>手順3:ブラウザで確認する</li>
</ol>
<!-- ローマ数字のリスト -->
<ol type="i">
<li>ローマ数字のリスト</li>
<li>type属性で形式を変更できる</li>
</ol>
<li>タグは必ず<ul>または<ol>の中に入れて使用します。<ol>タグのtype属性を変更することで、番号の形式を数字(1, 2, 3)、アルファベット(a, b, c)、ローマ数字(i, ii, iii)などに変えることができます。
テキスト装飾タグ
文字を強調したり、特殊な表示にするためのタグがいくつか用意されています。
<!-- ルビ(ふりがな) -->
<ruby>振り仮名<rt>ふりがな</rt></ruby>
<!-- マーカー(蛍光ペン風ハイライト) -->
<p><mark>背景色を付けて目立たせる</mark></p>
<!-- 取り消し線 -->
<p><s>取り消し線を引いたテキスト</s></p>
<!-- 太字と斜体 -->
<p><strong>重要な太字テキスト</strong></p>
<p><em>強調された斜体テキスト</em></p>
<!-- 下線 -->
<p><u>下線付きテキスト</u></p>
<strong>タグは意味的に「重要」であることを示し、<em>タグは「強調」を示します。見た目だけでなく、検索エンジンやスクリーンリーダーにとっても意味のある区別です。単に太字にしたいだけの場合は、CSSのfont-weight: bold;を使う方が適切です。
<strong>は「重要」な意味を持つ太字、<b>は意味のない太字<em>は「強調」の意味を持つ斜体、<i>は意味のない斜体- SEO対策やアクセシビリティの観点から、意味のあるタグを使い分けましょう
<li>タグを<ul>や<ol>の外に書くと正しく表示されません- 見出しタグを大きさだけで選ばないようにしましょう。構造に合った階層を使うことが重要です
- 改行のために空の
<p>タグや<br>の連続使用は避け、CSSで余白を調整しましょう
まとめ
- 見出しタグ(h1〜h6)でページの構造を定義する
- 段落は<p>タグ、途中の改行は<br>タグを使う
- 箇条書きは<ul>(順序なし)と<ol>(順序あり)を使い分ける
- <strong>や<em>は意味のある強調に、見た目だけの変更はCSSで行う
- <mark>でハイライト、<ruby>でふりがな、<s>で取り消し線を表示できる
- 適切なタグを使うことでSEOとアクセシビリティが向上する