プログラミング学習の第一歩は、画面に文字を表示することです。Pythonではprint()関数を使って、簡単に文字列や数値を出力できます。この記事では、print関数の基本的な使い方から、フォーマット文字列や改行制御まで詳しく解説します。
print関数はデバッグ(プログラムの動作確認)にも頻繁に使う、最も基本的で重要な関数です。
基本的な使い方
print()関数に文字列や値を渡すと、画面(標準出力)に表示されます。文字列はシングルクォートまたはダブルクォートで囲みます。
# 文字列を出力
print("Hello, World!")
# シングルクォートでもOK
print('Pythonへようこそ!')
# 数値を出力
print(42)
print(3.14)
Hello, World!
Pythonへようこそ!
42
3.14
print関数は引数に渡された値を文字列に変換して出力します。文字列だけでなく、数値や計算結果もそのまま渡すことができます。
複数の値を出力する
print関数には複数の引数をカンマ区切りで渡すことができます。出力時には自動的にスペースで区切られます。
# 複数の値を出力
print("名前:", "太郎")
print("年齢:", 25, "歳")
print("合計:", 100 + 200)
名前: 太郎
年齢: 25 歳
合計: 300
区切り文字を変更したい場合は、sep引数を使います。
# 区切り文字を変更
print("2024", "01", "15", sep="-")
print("A", "B", "C", sep=" / ")
2024-01-15
A / B / C
f文字列(フォーマット文字列)
Python 3.6以降では、f文字列(f-string)を使って、変数や式の値を文字列の中に埋め込むことができます。文字列の先頭に f を付け、波括弧で囲みます。
name = "太郎"
age = 25
print(f"私の名前は{name}です。")
print(f"{name}さんは{age}歳です。")
price = 1000
tax = 0.1
print(f"税込価格: {price * (1 + tax):.0f}円")
私の名前は太郎です。
太郎さんは25歳です。
税込価格: 1100円
f文字列は最も現代的で読みやすい文字列フォーマット方法です。新しいコードではf文字列を使うことが推奨されています。
f文字列以外にも .format() メソッドや % 演算子という書き方がありますが、f文字列が最も簡潔で読みやすいため推奨されています。
改行と末尾の制御
print関数はデフォルトで出力の末尾に改行を追加します。この動作を変更するには、end引数を使います。
# デフォルト(末尾に改行)
print("Hello")
print("World")
print("---")
# 末尾を変更
print("Hello", end=" ")
print("World")
print("---")
# 改行なしで連結
for i in range(5):
print(i, end="")
print()
Hello
World
---
Hello World
---
01234
実践的な使い方
print関数は開発中のデバッグに欠かせません。変数の値やプログラムの実行状況を確認するために活用しましょう。
# デバッグでの使い方
data = [10, 20, 30, 40, 50]
total = sum(data)
average = total / len(data)
print(f"データ: {data}")
print(f"合計: {total}")
print(f"平均: {average}")
print(f"データ数: {len(data)}件")
データ: [10, 20, 30, 40, 50]
合計: 150
平均: 30.0
データ数: 5件
開発中はprint関数でデバッグするのが手軽ですが、本番環境ではloggingモジュールを使うのが適切です。print文を残したまま本番にデプロイしないよう注意しましょう。
まとめ
print()関数で画面に文字列や数値を出力できる- 複数の値をカンマ区切りで渡すと、スペースで区切って出力される
- f文字列を使うと、変数や式を文字列に埋め込める
sep引数で区切り文字、end引数で末尾文字を変更できる- デバッグ時にはprint関数を活用して変数の値を確認しよう