Rubyは初心者にも読みやすいプログラミング言語として人気があります。プログラムを書いたら、まず「実行」して「出力」を確認するのが基本です。この記事では、Rubyプログラムの実行方法と、画面に文字を表示するためのputs、print、pの3つのメソッドについて詳しく解説します。
Rubyプログラムの実行方法
Rubyプログラムを実行するには、まずテキストエディタでコードを書き、拡張子.rbで保存します。その後、ターミナル(コマンドプロンプト)でruby ファイル名と入力して実行します。
puts 'Hello, Ruby!'$ ruby hello.rb
Hello, Ruby!このように、rubyコマンドに続けてファイル名を指定するだけで、Rubyプログラムを実行できます。ファイルの拡張子は.rbにするのが慣例です。
基本的な出力メソッド
puts - 改行付きで出力
putsは最も基本的な出力メソッドで、文字列を出力した後に自動で改行を追加します。複数の値を渡すと、それぞれを1行ずつ出力します。
puts 'Hello'
puts 'World'
puts '---'
puts 'Ruby', 'Python', 'JavaScript'Hello
World
---
Ruby
Python
JavaScriptputsは引数を複数渡すと、カンマ区切りでそれぞれを別の行に出力します。配列を渡した場合も、各要素が1行ずつ出力されます。
print - 改行なしで出力
printはputsと似ていますが、出力の末尾に改行を追加しません。続けて出力したい場合に便利です。
print 'Hello'
print ' '
print 'World'
puts '' # 最後に改行を入れるHello Worldprintは改行が入らないため、複数回呼び出すと横に連結されて表示されます。プログレスバーの表示やユーザー入力の前のプロンプト表示など、改行したくない場面で使われます。
p - デバッグ用の出力
pメソッドはデバッグ時に便利な出力メソッドです。オブジェクトの内部表現(inspectの結果)をそのまま表示します。文字列にはクォーテーションが付き、特殊文字もエスケープされた状態で表示されます。
puts 'Hello'
p 'Hello'
puts 123
p 123
puts nil
p nilHello
"Hello"
123
123
nilpは文字列を出力するとダブルクォーテーション付きで表示され、nilも「nil」と明示的に表示されます。一方、putsでnilを出力すると空行になります。デバッグ時に値の型や中身を正確に確認したい場合はpを使いましょう。
実践的な使い方
実際の開発では、これらの出力メソッドを場面に応じて使い分けます。以下は計算結果を表示する例です。
# 計算結果を表示
price = 1500
tax_rate = 0.1
total = price * (1 + tax_rate)
puts "商品価格: #{price}円"
puts "税率: #{(tax_rate * 100).to_i}%"
puts "合計金額: #{total.to_i}円"商品価格: 1500円
税率: 10%
合計金額: 1650円通常の出力にはputsを使い、改行したくない場合にprintを使います。デバッグ時にはpで値の型まで確認すると、バグの原因を素早く見つけられます。
Rubyファイルの先頭に# encoding: utf-8を書く必要があるのはRuby 1.9系の話です。Ruby 2.0以降ではデフォルトでUTF-8が使われるため、通常は指定不要です。
まとめ
- Rubyファイルは拡張子
.rbで保存し、ruby ファイル名で実行する putsは改行付きで出力する最も基本的なメソッドprintは改行なしで出力するため、横に連結して表示したい場合に使うpはデバッグ用で、オブジェクトの内部表現を表示する- 実際の開発では場面に応じてこれらを使い分けることが重要