この記事の対象読者
- ブログやWebサイトで広告収入を得たい人
- Google AdSense を初めて導入する人
- AdSense の申請から審査通過までの流れを知りたい人
Google AdSense とは
Google AdSense は、Google が提供する 無料の広告配信サービス です。サイトに広告を掲載し、訪問者がクリック・閲覧すると報酬が発生します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 完全無料(費用は一切かからない) |
| 収益モデル | クリック課金(CPC)+ インプレッション課金(CPM) |
| 支払い条件 | 累計収益が 8,000円 に達した時点で振込 |
| 審査 | サイト申請後、Google による審査あり(数日〜2週間) |
広告主が Google に広告費を支払い、Google がサイトに広告を配信します。サイト運営者は広告が表示・クリックされた分の収益を受け取ります。サイト運営者が費用を負担することは一切ありません。
申請前の準備と条件
AdSense に申請する前に、以下の条件を満たしているか確認しましょう。
必須条件
- 独自ドメイン: 無料ブログ(例: blogspot)ではなく、独自ドメインを使用
- Google アカウント: AdSense 用の Google アカウント
- 十分なコンテンツ: 最低でも 10〜20 記事以上のオリジナルコンテンツ
- プライバシーポリシー: サイトにプライバシーポリシーページを設置
推奨条件
| 項目 | 推奨 |
|---|---|
| 記事数 | 20記事以上 |
| 記事の文字数 | 1記事あたり 1,000文字以上 |
| サイトの運営期間 | 1ヶ月以上 |
| SSL対応 | HTTPS 化済み |
| サイトマップ | Google Search Console に送信済み |
著作権侵害、アダルト、暴力的な内容を含むサイトは審査に通りません。すべてオリジナルコンテンツであることが重要です。
AdSense の申請手順
Step 1: AdSense にアクセス
Google AdSense にアクセスし、Google アカウントでログインします。
Step 2: サイト情報の入力
- 「ご利用開始」をクリック
- サイトの URL を入力(例:
https://example.com) - メールアドレスを確認
- 利用規約に同意して進む
Step 3: お支払い情報の入力
「お支払い」セクションで住所と名前を入力します。
ここで入力する「お支払い」情報は、Google からあなたへ収益を支払うための情報です。あなたが料金を支払うわけではありません。銀行口座の登録は収益が 8,000円 に達してからで問題ありません。
Step 4: サイトの接続
「サイト」セクションで、審査用コードの取得方法を選択します。「AdSense コード スニペット」を選びましょう。
審査用コードの設置
AdSense から提供されるコードを、サイトの <head> タグ内に設置します。
<!-- Google AdSense -->
<script async
src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-XXXXXXXXXXXXXXXX"
crossorigin="anonymous"></script>
ca-pub-XXXXXXXXXXXXXXXX の部分は、AdSense で発行されたあなた固有のパブリッシャー ID に置き換えてください。
Django での設置例
Django プロジェクトでは、ベーステンプレートの <head> 内に追加します。
<head>
<!-- Google Analytics -->
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=G-XXXXXXXXXX"></script>
<script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag('js', new Date());
gtag('config', 'G-XXXXXXXXXX');
</script>
<!-- Google AdSense -->
<script async
src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-XXXXXXXXXXXXXXXX"
crossorigin="anonymous"></script>
<meta charset="UTF-8">
...
</head>
Google Analytics のトラッキングコードの直後に配置するのがおすすめです。すべてのページで読み込まれるベーステンプレートに設置することで、サイト全体に適用されます。
同意メッセージの設定
欧州経済領域(EEA)、英国、スイスのユーザーに対して、Cookie の使用に関する同意メッセージを表示する必要があります。これは GDPR(一般データ保護規則)への対応です。
設定手順
- AdSense 管理画面で「同意メッセージを作成する」を選択
- 3つの選択肢(「同意する」「同意しない」「オプションを管理する」)を含むメッセージを選択
- 設定を保存
GDPR では「同意しない」選択肢を明確に提示することが求められています。2つの選択肢(「同意する」「オプションを管理する」のみ)だと規制違反と見なされるリスクがあるため、3つの選択肢を推奨します。
審査のポイント
AdSense の審査に通過するために、以下のポイントを押さえておきましょう。
審査に通りやすいサイト
| 要素 | ポイント |
|---|---|
| コンテンツの質 | オリジナルで有益な情報を提供している |
| コンテンツの量 | 充実した記事数(20記事以上が目安) |
| サイト構造 | ナビゲーションが分かりやすく、ユーザーが迷わない |
| プライバシーポリシー | 設置済みで内容が適切 |
| お問い合わせ | 連絡先やお問い合わせフォームがある |
審査に落ちやすい原因
- コンテンツが少ない、または薄い
- コピーコンテンツが含まれている
- プライバシーポリシーがない
- サイトのナビゲーションが不十分
- AdSense ポリシーに違反するコンテンツがある
審査に落ちた場合でも、指摘された問題を修正して再申請できます。不承認の理由を確認し、改善してから再度申請しましょう。
広告の配置方法
審査に通過したら、広告をサイトに配置します。配置方法は 自動広告 と 手動広告 の2種類があります。
自動広告 vs 手動広告
| 方式 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 自動広告 | 設定不要、Google が最適な位置に自動配置 | レイアウトが崩れる可能性がある |
| 手動広告 | 配置位置を完全にコントロールできる | 自分でコードを埋め込む必要がある |
サイトのデザインを重視する場合は手動広告がおすすめです。自動広告はサイドバーの上など意図しない位置に広告が表示されることがあります。
手動広告の効果的な配置位置
- 記事タイトルの下: 記事を読み始める前に目に入る位置
- 記事本文の末尾: 記事を読み終わった後にクリックされやすい
手動広告の設置コード例
<!-- 記事タイトル下の広告 -->
<ins class="adsbygoogle"
style="display:block"
data-ad-client="ca-pub-XXXXXXXXXXXXXXXX"
data-ad-slot="XXXXXXXXXX"
data-ad-format="auto"
data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script>
data-ad-slot の値は、AdSense 管理画面で広告ユニットを作成すると発行されます。
収益と支払い
収益の目安
| 月間PV | 推定月収(目安) |
|---|---|
| 1,000 PV | 300〜500円 |
| 10,000 PV | 3,000〜5,000円 |
| 100,000 PV | 30,000〜50,000円 |
※ ジャンルや広告のクリック率によって大きく変動します。技術ブログは比較的単価が高い傾向にあります。
支払いの流れ
- 累計収益が 8,000円 に到達
- AdSense 管理画面で銀行口座を登録
- 口座の確認(少額のテスト入金)
- 毎月21日〜26日に振込(前月分の収益)
AdSense の収益はアクセス数に比例します。最初のうちは収益を気にせず、質の高い記事を増やすことに集中しましょう。アクセスが増えれば収益は自然と付いてきます。